「得る」「失う」のバランス
近年の我らを取り巻く技術革新へ、みなさんはついて行けていますか?
通信機器の端末は目覚しく進化を遂げ、正直既に私はついて行けていませんね。
自動車関連も電気、燃料電池、HVと、こちらも目覚しい進化を遂げ続けている途中ですね。
更なる低燃費化へ向け、メーカー同士次世代の技術革新へ凌ぎを削っております。
正しく一般人では想像も付かぬものが、これからも続々と創造されてくるのでしょう。
ちょっとダジャレを作ってみました…(笑)
この様な技術革新へ優心和尚はついて行けているのか? … ちよっと聞いてみました。
通信技術の進歩へは、正直戸惑っているらしいです。
最近ガラケーからi-Phoneへ持ち替えても、正直使っているのはガラケーレベル…(笑)
しかし、これだけ物が進化しても、取り残されている部分もあるという。
車では、1908年発表の大衆車「フォードT型」が登場して以来未だに進化していない部品があります。
それは誰が見てもすぐに分かる部品で云うと、そう「ワイパー」ですね。
現在でも、雨が降ると、健気にフロントガラスの雨を一心にワイプするあの可愛いやつ。
その様に最新の技術を凝縮した車でも、部分的にはノスタルジックな部品が使用されている訳です。
場所・空間で代表的なガラパゴス系は学校の「教室」でしょうか?
3~40年以上殆ど変わっていないのではないでしょうか?
教室へ入ると、前面には「黒板」「チョウク」「教壇」が真っ先に目に飛び込んできます。
掃除道具入れには、「ほうき」「塵取り」「雑巾」・・・「エアコン」は無く、夏でも天然の風です。
授業参観や懇談会などへ学校を訪れると、何となく懐かしく感じるのは私だけではないでしょう。
最近ようやく「電子黒板」の導入、公立の小中学校にエアコンの設置がニュースになるくらいです。
私達にとって便利で快適とは、我々の自然能力衰退との代わりに得るものなのかも知れません。
それを自覚した上で如何にバランスよく導入をしてゆくのか・・それが何よりも重要だ。
「得る」ものに対し「失う」ことのバランスを見失った果てが、現代の病の根本だと知るべきなのだ。
優心和尚の「得る」「失う」を特に強調している点に、私は何かを気付かされた気がしました。
では、具体的に私たちはどの様に対応して行けば良いのだろうか?
それは、「グローバル」ではなく、「日本古来」「ローカル」というキーワードに隠されているという。
是非みなさんも一緒に考えてみて下さい。 明日の為に・・・。
合掌
「半グレ集団」よりも「半ダレ」が問題
巷では、「半グレ集団」とやらが、暴力団に代わり台頭してきているという。
もともと「半グレ集団」という名称が「半分グレている」・・なんて受け止めていました。
そのことから、暴力団にも成れず、半分グレた中途半端な連中の名称だと思っておりました。
この「半グレ」について優心和尚に聞いてみました。
「半グレ」とは、「堅気」と「暴力団」の中間的組織で、「半分グレー」から来ているという。
1991年の「暴力団対策法」その後の「暴力団排除条例」の施行が「半グレ集団」の勃興誘因である。
昭和の時代には、「暴走族」が幅をきかせていました。
彼らは彼らなりに血の通った立派なルールを掲げ、そのルールの下、ひとつの集団を形成していました。
現代では希薄になってしまった「人情」というものを根底に彼らは集っていたと思います。
その集団もやがて大人になり独立した彼らの多くは、その後の社会の中心として活躍された者も多い。
若年期に厳しい集団社会の中で育まれた気質は、一般社会の中で大いに役に立ったともいう。
当時の行動は別としても、優心和尚はその「族」育ちの立派な社会人と多く接してきたという。
その意味で、率先し推奨をする訳ではないが、今でも若者に一杯悪事を経験して欲しいと話している。
それがどうも現代の「半グレ集団」は、このやるせない社会の中で、目的無く集っているかのようだ。
その証拠に、その集団の中であっても、平気で裏切り、契もない弱い繋がりの組織体であるという。
彼らの行動は、都度の敵を設け、集団に依存する事で自身の立場を確認したいという弱さの現れだ。
その若者たちへ優心和尚は注文をつけたいという。
さぁ現代の若者達よ! みなさんはもっと質の高い集団を形成する底力を持っています。
今こそ、本当の真っ直ぐな力をつけ、頼りなく腹の座っていない大人達への反逆を行って欲しい。
今、この時代は、貴方達の力なくして切り開く事が出来ないのだから・・・
これからのビジネス界を本気で託せるのは、貴方達の優れた「智慧」だけなのです。
いやぁー いつまでも優心和尚は若い心を持っているなぁ~
・・・と思ったら、今でも若者たちと広く関わりを持っているからこそだと思います。
確かに、ここ最近は若者たちより、とんでもなく酷い大人達の方がよく目に付きますからね。
若者が「半グレ」ならば、大人たちは「半ダレ」( ダレている様子 ) の集団ですね!
我々大人たちも「半ダレ」と云われないために改めて襟を正して行こうじゃありませんか!!
合掌
地球を救う「再生可能エネルギー」
まもなく10月を迎えようとしています。
気候的にも、朝晩はちょっと肌寒く感ずるくらいになってきましたね。
そんな中、本日27日、気候変動に関する政府間パネル ( IPCC ) が気になる報告書を公表しました。
( ICPP) によると、温暖化の影響により、今世紀末に気温が最大4.8度上昇すると予測している。
また、この気温上昇に伴い、海面も最大81センチメートルの上昇が見込まれるとのことです。
この気候変動を抑えるには、抜本的な温暖化ガスの継続した排出削減が必要と求めている。
この状況は正しく他人事では無くなってきていますね。
将来を担う子供たちの為にも、今から我々が真剣に対策を取って行く事が何より大切だと思います。
将来を按ずる優心和尚も、この件に関しては以前より強い感心を寄せています。
改めて今回の ( IPCC ) の「報告書」について尋ねてみますと・・・
ある専門家による試算では、CO2排出量に対し課税を試みれば、世界で年6000億ドル以上だと・・
国家単位で、企業に対し課税を行うことが出来るのであれば、これだけの財源が確保可能だ!
また、化石燃料使用に対し、より高い課税を併せて実施すれば、財源と共に省エネも加速をする。
しかし、国民へは相当の負担を要する事になる為、どうしても政府としても弱腰にならざるを得ない。
そこは低所得者へ向け別途「クーポン」を配給し、しっかりとした底支え策も考えなくてはならない。
何より大切な事は、きちんとした将来的展望を、政府として国民へアナウンスする事だという。
もう既に事は一刻も待てる状態ではない。 目を背けてはいけない。 我々にはその覚悟がひつようだ!
この ( IPCC ) の発表を契機に、今出来る事から思い切って舵を切る勇気を是非持ちたいと思います。
今一つ普及拡大へ向け思わぬ重荷を背負わされている「再生可能エネルギー」。
今こそここで一気に普及させる機運を国家プロジェクトの柱として高めて欲しいものです。
合掌
ゴールデンイーグルス優勝!!
本日東北楽天ゴールデンイーグルスが優勝しましたね!!
球団関係者、並びにファンの皆様、悲願達成され、誠におめでとうございます。
思えば、2004年6月に大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの合併が発端でしたね。
当時、プロ野球再編問題の渦中で産声を上げた事をこの優勝にて改めて思い返す事となりました。
初代監督に田尾安志氏、翌2006年~ 野村克也氏、2010年 M ブラウン氏と歴代監督が並ぶ。
そして2011年~ 星野仙一氏が監督に就任し、今年2013年、歓喜のリーグ優勝へと辿り着きました。
優心和尚はここだけの話ですが、「タイガースファン」であります・・・
タイガースも楽天同様、野村氏と星野氏の両監督によって低迷期を脱した経緯があります。
その意味でも、球団は異なれど、何となく親戚の球団が初優勝したようで感激しているようです。
「頑張れば」「踏ん張れば」弱小球団と言われたチームでも、こうやって華を見ることが出来る。
何よりもそこが素晴らしい! 日本のプロ野球に新しい息吹をもっと強く送り込んで欲しい。
今期は、ヤクルトのバレンティン選手も王貞治氏のホームラン記録を塗り替え、目覚ましい活躍だ!
また、セリーグでは永らく低迷していた広島東洋カープが、素晴らしいチームに変貌している。
優心和尚はこのプロ野球の現状から、これからの日本経済が見えるといいます。
ここ数年のプロ野球界では、子供達が真似をして欲しくない姑息なプレーが目立ていた様に思う。
日本の野球はよく「スモールベースボール」と表されるが、文字通りの「スモール」だった。
本来は「小技・・バント」や「走力・・盗塁」を交え、1点を確実に奪う戦術だと認識している。
しかし、ここ最近はワザとファールで粘ったり、戦術的にフォアボールを与えたり・・・
正々堂々とはまるで程遠いチーム戦術が、あたり前のように横行していると感じていました。
今年は2020年のオリンピック招致が決まり、何となく風向き全般が変わってきたのを感ずる。
プロ野球も変わろうとしている。その姿をファンも力強く後押しをしていかなくてはならないと思う。
経済界もこのデフレ期を姑息な手段で、それも恥ずることなくここ数年渡り歩いてきた。
しかし、ここにきて少しづづ状況に変化が見え始めてきた。明るい経済指標が見えてきたからだろう。
まだまだウォームアップの段階だが、これより世界に向けて正々堂々と闘う準備を整えよう。
今のこの機運を上手く汲み上げ、もう一度目標を掲げる事から始めようではありませんか?
合掌
「腰パン」から見える「精神的貧困」
日本でもヒップホップ系のファッションとして知られている所謂「腰パン」。
このファッションが本家発信元の米国で賛否両論の物議を呼んでいるという。
ズボンをずり下げるこのファッション「腰パン」を(SAGGY PANTS)というらしい。
この(SAGGY PANTS)を「風紀を乱す」とし、わざわざ条例で禁止する自治体が相次いでいる。
果たしてこのファッションが「クール」なのか、条例まで施行する自治体が「クール」なのか?
この「クール」というものをどのように捉えるべきか、優心和尚に尋ねてみました。
大人から見ると「乱れた服装」→「風紀が乱れる」→「コミュニティが荒れる」という構図でしょう。
地域住民からの途切れない苦情に屈した自治体が、苦肉の策で見出した解決策なのでしょう。
しかし、それは解決へ繋がる手段ではなく、単に苦情を和らげる為だけの施策に過ぎない。
この状況は、先進国特有の問題を、正に浮き彫りにしていると言えましょう。
この「腰パン」から見る「先進国特有の問題」・・とは何なのですか?
それは「精神的貧困」という問題だという。
経済的に満たされた社会構造は、それに反して「精神的貧困」へ向うという。
社会が守るべきシステムが奪われ、これがすべてその基となる家庭へと押し付けられる。
そうすることで、人々が増々孤立へと向うことになる。
話中の「社会が守るべきシステム」とは一体何なのですか?
そのシステムこそが「道徳観」であるという。
こうした「道徳」を教え伝える社会システムが、この様な社会では崩壊へと向うのである。
その「道徳観」を教え伝える者がいない事で、規則という「条例」を施行しなくてはならなくなる。
本来、「社会的空気」の中で、この「道徳観」が広がるべきで、決して規則で縛るものではない。
これこそが、正しく「精神的貧困」の典型的な姿であります。
基本的に若者のファッションを規則で縛るとは本末転倒である。
「腰パン」は正しく「クール」であっても、「条例」は同じ「クール」でも、「さむい」の方だ!
最後に・・・
今般、安倍政権では、憲法を始め情報に関する法律まで、国民を縛る方向へ進んでいるようです。
本来、憲法は国家権力者を縛るべきものであって、国民を縛るものではない。
我々は今の安倍政権が進む方向をしっかりと監視する必要があるのかも?・・とも思いました。
「さむい Japan!」ではなく、本当の「Real Cool Japan!」 を目指したいですね!!
合掌
煩くてコワイオッサン!
ここ最近、あってはならないような大企業の不祥事が報道を騒がしていますね。
特にここのところ次から次へと湧いて出てくる「JR北海道」の報道内容にはガッカリとさせられます。
人々の命を預かる運輸関連業として、「本当か?・・」と耳を疑うような内情が伝わってきます。
正しく「利己主義」とも言える典型的な組織崩壊前夜の状況に思えてなりません。
大企業ともなるとこれぐらいではビクともしないのでしょうが、零細企業ならば吹っ飛びますね。
この件に関して優心和尚は「ノーコメント・・」ということでした。
「何故・・?」とも思いますが、正直、話にもならぬ・・ということらしいのです。
今回の事態は「JR北海道」という組織の体質的な問題だとも一方では云われています。
悲しいと言うか、情けないと言うか、企業体としてはもう既に致命的な状況でありましょう。
JRは今から26年前 1987年 ( 昭和62年 ) に、当時の国鉄から分割民営化され誕生しました。
民営化されてから既に26年、それだけでも立派な企業です。( 年数では計れませんが・・)
この「JR北海道」においても、気概を持ちしっかりと勤めておられる方がほとんどではないでしょうか。
この度の事態で一番ガッカリとされているのは、一心に励んで来られた従業員の方達でしょう。
優心和尚はこんなことを呟いていました・・・
経営陣であろうが、従業員であろうが「十把一絡げ」に過ぎない。
「十把一絡げ」とは・・色々なものを雑然と一纏めにし、個々は取り上げるまでも無く扱うの意。
この時代となり、今まで培われてきた「道徳心」を呼び起こす事が何よりも大切なのだろう・・と。
その大切な要素が我々の「仏教」には連綿と続いてきた筈なのだが・・・我々でさえこの有様です。
「喉元過ぎれば・・」ではもう許されない。
社会の基となる家庭、コミュニティ、そうした基礎からもう既に崩壊している。
そうした社会の下でこの様な事態が生ずるとは、氷山の一角に過ぎないとも皆が理解している筈。
その上で、各々の個人が実際に「道徳心」を持ち行動に移さない限り、解決は見ないのだろう。
昭和時代の地域にいた子供達にとって「煩くてコワイオッサン」が今こそ必要なのだろうと正直思う。
合掌
今こそ攻撃的な守りを備える!
どの業界におかれましても、近年は想像を絶する過酷な競争を余儀なくされています。
特に戦後からの経済発展で胡坐をかきその成長を享受されてきた業界においては大変な状況だ。
元々正座を基本とされてきた業界では、足を崩し掛けたところを、再び正座に戻す感覚で臨める。
しかし、永らく胡坐をかいてきた業界にとっては、今更正座をしろと言われても・・っていう感覚だろう。
「胡坐をかく」とは、呑気に構え、何の努力もしないとの喩えとして一般的には用いらています。
さて、その様な中で、ひとつ取り上げられるべきは「エネルギー関連」の業界でありましょう。
「電力業界」「ガス業界」などは、このリーマンショック以降、過酷な渦に呑まれつつあります。
震災により大きなダメージを負った「東京電力」を始め、電力各社は業績も含め悲鳴を上げています。
今後政府が強力に推し進める「電力自由化」により、早くもエリアの境界は既に無くなりつつあります。
また、「ガス業界」でも、「販売自由化」が進められ、特に「LPガス」市場は特筆すべき状況です。
よくよく考えれば、政府により守られてきた業界がここにきて矢面に立たされているという構図ですね。
しかし、「電力」も「ガス」も、大手元売り会社はこの様な最中でも、強靭な体力で凌いでいます。
本当に大変な状況に立たされているのが、一般の顧客に接している「販売会社」であります。
取り分け、「ガソリンスタンド」などの疲弊具合と、淘汰のスピードは誰が見ても知る限りですね。
特に「ガソリンスタンド」の事例では、既に数年前より確実に一般顧客にまでその波が及んでいます。
「燃料」の販売をしたところで「利益」が思うようには残らない。
そこで「固定費」を下げる一手として「セルフ化」が一気に普及する。
人手が足りないので、結果的に顧客への細やかなサービスまで見切らざるを得なくなる。
結果的に「店頭販売価格」の金額掲示合戦となる。
無論、近隣の販売各社間にて価格の裏取り決めは行われているも、必ず1社が裏切り価格を下げる。
それを知った近隣各社は、店頭販売価格をその価格に合わせ下げざるを得なくなる。
後は其々の体力勝負となってくる。 ただその負の繰り返しを行いながら疲弊してゆく。
ガソリンの店頭販売価格が安くなる事は消費者にとっては歓迎すべき事です。
しかし、近隣の店舗が淘汰される事は、特に過疎地においては重要な案件にもなり兼ねません。
その上、車がパンクした ⇒ スタンドへ寄る ⇒ セルフで修理が出来ない ⇒ 結果顧客が困る。
フルサービスのスタンドでは、「ボンネットを開けて下さい!」「そろそろオイル交換の時期ですよ!」
・・ちょっとうっとおしい・・と思いつつも、この一作業でエンジンブローを防げた車も沢山あります。
セルフが台頭し、一番顕著に現れた結果は、このエンジンを壊してしまう車の急激な増加だという。
この件に関し、優心和尚はこのように話しておりました。
こうした時代の過渡期には、それに伴う問題も一気に噴出してくるのも常だといいます。
しかし、現代の状況は過去の様々な過渡期とは異なり、内向きな対応が普通に横行されている。
全く外 ( 顧客 ) を見ず、内 ( 法人・株主 ) の機嫌取りが常識化されている事に懸念を感じている。
ひとつ言えることは、「守るとは攻めるという事」「ケアやキープ」ではない。
スポーツで表現すれば、「攻撃的な守備」というもの。
躍動感を伴う「攻撃的な守備」を行うことで、より一層強い「攻撃」へ繋げるという感じなのだという。
なるほどぉ~ 「攻撃的な守備」かぁ~ このニュアンスでこの意味がよく解けたって感じ!
「守るとは攻めるという事」の意味が、特に「守る」とは?・・の曖昧さが一気に吹き飛びました。
皆さん! 今こそ攻撃的な守りを備えましょう!
本日は、とても回りくどくなりましたが、その分、この言葉で最後にはスッキリとされた事でしょう。
合掌