優心和尚のビジネスブログ

僧侶である優心和尚が日本人の心である仏教を通して既成ビジネスを語ります。

● 支配者無き変容統率社会 ●

 

先日 優心和尚 が、

経営者さん達の会合にて、

このコロナ禍の実情、この先について、

下記の様な質問を受けられ、興味深い回答でありましたので、

今回、このブログにてその内容を掲載させて頂く事と致しました。

 

== 質 問 ==

「このコロナ禍の現在、鳥瞰的に観て、どの様な状況でしょうか?」

 

== 優心和尚の回答 ==

 

社会全般を見渡すと・・・

 

ほんの少し前までは、

世の中「可愛らしい阿保な方」「愛すべき阿保な方々」が、

巷に多くたむろい、微笑ましい場面も多く見受けられた。

 

時の「寵児」と持て囃された「事業家さん達」は、

所謂その「阿保な方々」の括りを商圏範囲とし、上手く、賢く、手堅く、

課金システムなどを活用し、広く、浅く、荒稼ぎをされてきた。

 

しかし近年では、

その「阿保な方々」が極端に姿を変容し、

結果「救いようの無いお馬鹿さん達」が増殖されてきた。

 

「愛すべき阿保な方々」が多かった時代は、

一部の者が資本を独占し合っていたものの、

それはそれでも世の中は上手く流れお金も還流していた。

 

だが「救いようの無いお馬鹿さん達」が、

近年爆発的に増殖されたことにより、

「愛すべき阿保な方々」を主軸ターゲットとし、

経済を先導されてきた事業家さん達の先行きに、

深く深く暗い翳りを落とし始めた。

 

これが現代社会の根本問題であり、

社会思想 や 社会システム を起因とする構造的な問題では無く、

其々人間個々の人格的問題となる謂れである。

 

更に掘り下げると・・・

 

ここ最近では、

この「救いようの無いお馬鹿さん達」が、

全人口の過半を占めるようになり、

彼らの妄想がまるで正道であるかのような、

極端にねじ曲がった変質形成圧力が、この世を呈し始める。

 

ある程度までは「愛すべき阿保な方々」も、

一様に抗う姿勢を示すのではあるが、

徐々に強まるその曲がった圧力に屈し、

(・・・よりも流れに乗ってしまう方が楽だと気付き・・・)

増々「救いようの無いお馬鹿さん達」が、

当たり前のようにお大手を振って闊歩する。

こうした世が形成されてきた。

 

どう生き、どう考え、何を主張すべきかは、

個々の育ってきた環境により培われ、

本質となる「魂 (本来の根本)なる部分は、

これまで変えられないものとされてきた。

しかし、現社会においては、その「魂」なるものまで、

眼に見えぬ巨大圧力へ従わらずを得ず、

その「捩れ」「ギャップ」が、

個々個人のこれまで培った自信を喪失させ、

精神的な余裕まで奪い去り、

共存への変容にて曲がった道徳心により、

自身の居場所を守る行為として、

他者への攻撃までもが結果的に肯定されるようになる。

 

これが現代社会における暗脈問題であり、

底辺に横たわる根本要因となっている。

 

分かっていながら、誰もがこの部分より目を背ける。

そこには、

大衆への影響力を持つ著名な方々を配し、

主要マスメディアまでも大いに活用し、

表面的単純現象へ大衆を引き寄せつつ、

幼稚な幻惑的刷り込みを繰り返してゆく。

その結果、

「支配者無き変容統率社会」が定着されてゆくのである。

 

この様な社会状況は、

誰一人利益を得ることもない空虚な現実しか産み落とさない。

 

これが 優心和尚 が冷静に 且つ 鳥瞰的に見極めた現状との事です。

 

 

何となく分かっているようで分からないような・・・

 

しかし、優心和尚 が最後に語った

「誰一人利益を得ることもない空虚な現実しか産み落とさない」との意。

ここは力強く仰り、私の心にも刺さる部分ではあります。

 

その会合帰りに 優心和尚 へ尋ねました・・・

「この現状は変える事は出来ないのでしょうか?」と・・・

 

優心和尚 はこの様に仰いました。

「おかしな事はおかしい」

「間違っている事は間違っている」と、

皆がそのように口に出せる社会へ創り直す。

決して難しいことではない。

過去にも現代同様の時代もありそれを繰り返してきた。

今ならまだ間に合う、行動あるのみ!

誤った「忖度」はいりません。

各々が声を上げ、主張し論ずる。

これがこれまで人様が続けて来た姿勢ではないかと・・・

 

 

そうですね。

普通に考えればそーですね。

誰かが言ってくれる、誰かがやってくれるではなく、

自身が動けば、周りも動き出す。

能動的に動くべし!!

 

みなさまも是非、ここはひとつ皆で声をを上げ動こうではありませんか!

 

今回も ご拝読 に感謝です。

 

                             合 掌