優心和尚のビジネスブログ

僧侶である優心和尚が日本人の心である仏教を通して既成ビジネスを語ります。

「半グレ集団」よりも「半ダレ」が問題

 

 巷では、「半グレ集団」とやらが、暴力団に代わり台頭してきているという。

もともと「半グレ集団」という名称が「半分グレている」・・なんて受け止めていました。

そのことから、暴力団にも成れず、半分グレた中途半端な連中の名称だと思っておりました。

 

 この「半グレ」について優心和尚に聞いてみました。

「半グレ」とは、「堅気」と「暴力団」の中間的組織で、「半分グレー」から来ているという。

1991年の「暴力団対策法」その後の「暴力団排除条例」の施行が「半グレ集団」の勃興誘因である。

 

 昭和の時代には、「暴走族」が幅をきかせていました。

彼らは彼らなりに血の通った立派なルールを掲げ、そのルールの下、ひとつの集団を形成していました。

現代では希薄になってしまった人情というものを根底に彼らは集っていたと思います。

その集団もやがて大人になり独立した彼らの多くは、その後の社会の中心として活躍された者も多い。

若年期に厳しい集団社会の中で育まれた気質は、一般社会の中で大いに役に立ったともいう。

 当時の行動は別としても、優心和尚はその育ちの立派な社会人と多く接してきたという。

その意味で、率先し推奨をする訳ではないが、今でも若者に一杯悪事を経験して欲しいと話している。

 

 それがどうも現代の「半グレ集団」は、このやるせない社会の中で、目的無く集っているかのようだ。

その証拠に、その集団の中であっても、平気で裏切り、契もない弱い繋がりの組織体であるという。

彼らの行動は、都度の敵を設け、集団に依存する事で自身の立場を確認したいという弱さの現れだ。

 

 

 その若者たちへ優心和尚は注文をつけたいという。 

 さぁ現代の若者達よ! みなさんはもっと質の高い集団を形成する底力を持っています。

今こそ、本当の真っ直ぐな力をつけ、頼りなく腹の座っていない大人達への反逆を行って欲しい。

今、この時代は、貴方達の力なくして切り開く事が出来ないのだから・・・

これからのビジネス界を本気で託せるのは、貴方達の優れた「智慧」だけなのです。

 

 いやぁー いつまでも優心和尚は若い心を持っているなぁ~

・・・と思ったら、今でも若者たちと広く関わりを持っているからこそだと思います。

確かに、ここ最近は若者たちより、とんでもなく酷い大人達の方がよく目に付きますからね。

若者が「半グレ」ならば、大人たちは「半ダレ」( ダレている様子 ) の集団ですね!

 

 我々大人たちも「半ダレ」と云われないために改めて襟を正して行こうじゃありませんか!!

 

 合掌