半沢直樹
ここ最近テレビ局各社さんが視聴率低迷に喘ぐ中、大ヒットの「半沢直樹」。
いよいよこの22日(土)に最終回を迎える。
会社にお勤めの方々を含む多くの国民の気持ちを一心に背負ったドラマ仕立てでありますね。
これだけの話題ドラマ「半沢直樹」である。 当然優心和尚も見ているのかな・・と聞いてみた。
優心和尚は全く見たことがない・・という。
話題になっているということ、そして「半沢直樹」という題名は知っているという程度でした。
その後少し間を置いてこんな言葉が返ってきました・・・
「我々の仏門の方がもっとドロドロとした旧態依然の体質の中で争っているのではないか?」
「大きな声では言えないが、外面と異なり、坊主の集団ほどギャップのある世界があるかな?」
ちょっと嫌らしい話になってきましたが、確かに其々の宗門には想像を超えるものもあります。
優心和尚もそうした中では「逸れモノ」の扱いです。
正直宗門の中では、完全に浮いた存在として捉えられています。
まぁ一言で云うと「変わり者」です。
各々のタイプで区分を致しますと、優心和尚も「半沢直樹」を地で行っているタイプですね。
ある時、ある方とのお話でこんなやり取りがありました。
「君はなぜ僧職を捨て、こんな娑婆でしなくてもよい苦労を背負うのかね?」と言われ、
優心和尚は「私から僧職を奪わないで下さい。」「これが私の生きている証なのです。」
「あるがままの自分をあるがままに受け入れる、これが実に難しい。その姿が私自身なのです。」
要は闘い競う相手は他者ではなく、常に自分自身であり、また自分自身が救いでもあると云う。
それが出来ないからこそ凡夫であり、これこそ実際に生きる人間として当たり前の姿勢なのだと云う。
なぁ~んかムズカシイ話になって来ちゃいましたー・・・(笑)
優心和尚が云う「半沢直樹」とは、凡夫が正義感に燃え闘う姿が視聴者にとって痛快なんだね。
あと、優心和尚がポロっと言っていました・・・
あの「半沢直樹」役の ( 堺 雅人 ) はちょっと役に嵌ってないんじゃないかな・・・って
そうかなぁ~・・・ えっ!・・だったら見てるやん!・・・(笑)
「半沢直樹」への憧れを抱いている方が多数おられるとも云うが、
自ずとその人その人で与えられた役割があり、役割で無き人が真似をしてはいけないとも云う。
優心和尚が最後に大切な事を教えてくれました。
先ずは「ちっちゃな勇気」を持つ事。 そして「立派なカッコ悪さ」がその人を成長へ導くのだと・・・
そうかぁ~ 何もカッコをつけて生きなくていいんだよね。 無理をしない、無理をしない・・・
自分の出来る「ちっちゃな勇気」を探して、そいつを持ち続けて行ければと思った次第であります。
合掌