優心和尚のビジネスブログ

僧侶である優心和尚が日本人の心である仏教を通して既成ビジネスを語ります。

優秀なピットクルーを育てる。

 

 「ピットクルー」とは、自動車レースにおけるピットストップ作業を担当するチームスタッフをいいます。

優心和尚は営業主体企業に相対する際、営業パーソンをよくレースカーに例えます。

その際の「ピット」は企業本体を指し、「ピットクルー」は営業のバックアップスタッフをいいます。

 

 営業パーソンは耐久レースを走るマシンと化し、ひたすらコースを走り続けます。

コース上では、コンマ数秒レベルの熾烈な争いが展開され、その後ピットインを行います。

その際のピットストップでの数秒のロスが、結果的にレースにおいては命取りとなる事がある。

 

 マシンの性能 (営業パーソンの能力) や、車を操るレーサー (指導者の技量) とは別に、

ピット作業においてのピットクルー自体の組織力がそこでは問われる事となる。

 

 実際のレースでは、マシンの整備を的確に行うため、役割分担の細分化が徹底的に行われている。

 そして各々のチームで作業の訓練を幾度も重ねる事が、レースに勝利する為には重要だという。

 

 さて、実際の営業現場では、営業パーソン単体の力だけに頼り切ってはいないだろうか?

 無論、営業力を個々に高めて行く努力はどの様なスタイルを用いたにせよ外す事は出来ない。

しかし、実際の営業現場で同業他社と競い合う場面では、このピットクルーの力量差がモノを言う。

 「うちは営業力がないんだよねぇ~」と何となく営業パーソンへ否を向けている企業さん。

次から次へと力量のある営業パーソンを迎えるも、どうにもこうにも成果の上がらない企業さん。

どちらの企業でも、少々目線を変えるだけで思わぬ程の業績転換を成し遂げる事も実は可能です。

 

 では、具体的に企業のピットクルーに必要な能力とはどの様なものでしょう?

それは最前線の営業へ鮮度の高い正確な情報を迅速にオンタイムで提供し続ける気遣いです。

 この情報量の差が顧客へ安心感を与え、営業へと向かう自信と高いチーム力を意識付けます。

 

 得てして営業パーソンはある程度の知識と経験を得てしまうと、営業手法がルーティン化してしまう。

そこへ変革を促す刺激 (カンフル剤) にも、この新鮮な情報はとても重要なコンテンツとなる筈です。

 

 どうでしょうか?

是非目線を切り替えて、営業力強化へ向け臨んで頂ければと思う次第です。

優秀なピットクルーを育てることで、きっと営業会社はイキイキと生まれ変わりますよ!

 

 合掌